とくべつ
がやがやした世の中をスラリと躱し、あなたは小さく光って、遠くにスーッと行ってしまった。
そんな印象の最後です。
まぁ、「遠くに」というのは
『井上小百合さんと自分』
ではなく
のことなんでしょうけどね。
< 1 > はじまり
2016年夏、きっかけは実家の兄の部屋に貼ってあった裸足でSummerのポスター。
その中の松村沙友理さんを見て「深キョンに似てる」と思ったのが始まり。
調べ出したら止まらない。性格上、初めから順を追って見ていかないと気が済まない質なもので、乃木どこからビンゴ、ベマーズとほとんどのコンテンツを時系列順で見進めた。
(part1から"順番抜かし"をしないように見るのは足を砕くほど大変だった)
時間が追いつくまでは最新の情報は見ないようにしていたので、深川麻衣さんがもう乃木坂46ではないと知ったときはキモいほど泣いた。
(ちなみにだいぶ序盤で佑美姉の卒業を知った時もキモいほど泣いた)
< 2 > すてきな人
そんなこんなで、松村沙友理さんに惹かれて見始めた乃木坂46。気づいたら、橋本奈々未さんと高山一実さんと中田花奈さんに注目していた。推しというわけではないが、"特に魅力的" ではあった。
数ヶ月後に気づかされたが自分の中で上記3人は "特にいい人" だったんだと思う。
< 3 > やさしさ
乃木坂マラソンも完走するまでもなく、乃木坂46のことは大好きになった。
見ていて居心地がいい。人と人とが支え合い、競い合い、励まし合う。なんて素敵な場所なんだろう。
時には棘を見せる時もある。誰かを想って出した棘はきっとその人のためになる。彼女たちの棘はそれが分かっているから見ていて嫌にならなかった。
< 4 > さゆにゃん
乃木坂マラソン初期、井上小百合さんは心のどこかでいつも引っ掛かった。『姿勢が急すぎるよ』『そんなに駆け上がると転げちゃうよ』『周りも見てよ』そんな感情を抱いていた。
もしかしたら、あまり好きではなかったのかもしれない。でも途中で気づいた。
井上小百合さんが努力の土壌を作ったのではないか。
もちろん井上小百合さん1人が頑張っていたわけではないし他のメンバーだって血の滲むような努力はしていたと思う。
でも選抜発表を見て1番悔しそうなのはどう見ても井上小百合さんだった。
井上小百合さんを好きになったきっかけは、たぶんそんなところ。
< 5 > とくべつ
乃木坂46を好きになってからもうすぐ4年。
その中でもいろんな人を素敵だなぁと思った。
それでもやっぱり井上小百合さんはとくべつ。
いろんな初めてと繋いでくれた。
ぼくは自分の人生に誇りを持っている。
たぶん誰よりも幸せだと思ってる。
恵まれた人生だし、生きていて楽しい。
時々忘れることがあっても、結局いつもそう思う。
井上小百合さん、あなたと出会えなければここまでは思えていない。
一生忘れることはないでしょう。
とくべつな人。これからも頑張ってね。
健康でね。
またお話ししましょう!
完